『キュティーハニー』シリーズ その2
そういえば、ガイナックス版キューティーハニーはまだ見てなかったことを思い出し、さっそく借りてきました。
実写版の『キューティーハニー』とアニメの『Reキュティーハニー』は、内容的にほぼ同一の話でした。違うところもけっこうありますが。アニメ版では、実写版で説明不足だった点が掘り下げられていました。
今回は、ハニーの特殊能力が空中元素固定装置ではなく、ナノマシンということになっていました。どちらも偽科学なんで、どうでもいいですけど。
それよりもハニーのキャラが変わっているのが気になりましたね。以前は気の強いお姉さんタイプのキャラだったと思うんですが、天真爛漫で無邪気な妹タイプになっていました。 全体的にギャグ寄りな感じで、コミカルなキャラになっています。
パンサークローの設定も大きく変わっていました。原作は原作で、異次元からの侵略者みたいな感じでちょっとグダグダなので、それもそれでいいのですが。シスタージルもまるで別なキャラの感じですね。ネタバレになるので、詳しく書きませんけど。
あと、独特な色使いも気になる。サイケデリックっていうんですかね。60年代テイストが今かえって新鮮だとか。初代のアニメ版でも部分的にそういうデザインはあったようですけど。
ガイナックス版ハニーは妹タイプのキャラなんで、物語を引っ張る実質的な主人公は警視庁のパンサークロー担当者、秋 夏子警部になっている感じでした。アニメ版では生身の人間のはずなんだけど、異常な身体能力で活躍します。並の怪人よりは強そうです。幹部級には通用しませんけど。実写版ではあまり活躍しませんが、射撃の名手ではあります。
↑秋 夏子警部
夏子というと原作では、ハニーのクラスメートの女の子だったんですが、今作では見た目も全然違い、名前以外は別キャラです。
原作はデビルマンほどではないけれど、終盤はかなりのダーク展開です。ついにハニーの正体をつかんだパンサークローはハニーの学園を襲って先生、生徒をほとんど皆殺しにしてしまうんですね。さすが永井豪。
ガイナックスだから、もしかしたらそういうダーク展開もあるかなと思いましたが、結局、主要人物はだれも死なず、ハッピーエンドで終わりました。
これまでの『キューティーハニー』に思い入れのある人はいろいろ違和感を感じるかもしれませんが、別なものとして見れば面白い作品だと思います。
そういえば、全作品を通して主題歌はずっと変わりませね。アレンジはいろいろ変わっているので、聞き比べるのも面白いです。
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