ネイキッド
ちょっとレンタルビデオ店で目に付いたので借りてみました。
主人公ダイアナは無職で金に困っていた。いい仕事があると聞き、とある田舎町にやってきたが、その職場はストリップショーをやっている、いかがわしいクラブだった。話が違うと怒るダイアナだったが、帰りの旅費もないのでやむを得ずストリップダンサーとして働くことになる。数ヶ月働いたが、何だかんだと理由をつけて給料を差し引かれ、ろくに金はたまらない。先輩のダンサーに相談すると、金が欲しければからだを売れなどと言われる。しかし、ダイアナはなかなかそこまで割り切れなかった。
一方その町には、コリンという殺人鬼が住んでいた。彼は、行方不明になっても気づかれにくい流れ者の娼婦を誘拐しては、自家用セスナ機で山の中に連れて行き、そこで逃がしてボウガンやライフルで撃ち殺すという狩りを楽しんでいた。
ダイアナはコリンに誘拐され、山の中に連れて行かれる。コリンはボウガンを突きつけ、「15分の猶予をやる。早く逃げろ」と言った。果たしてダイアナは生き残れるのだろうか?
あらすじはこんな感じ。あともう一人の主人公としてドワイトという警官が出てくる。彼は以前は都会で刑事をしていたが、市長の汚職を告発しようとして飛ばされたらしい。彼は、自分の管轄外なのだが、連続娼婦失踪事件に興味を抱き、独自に捜査を開始する。
だが、映画のメインはダイアナとコリンの対決で、ドワイトの存在はほとんど蛇足だった。山の中で追いかけっこをしているだけでは間が持たないので水増ししているのかも。
さて、ダイアナとコリンだが、ダイアナが丸腰なのに対し、コリンはライフルを持っている。ダイアナは圧倒的に不利だが、しかしコリンも人間である。うまく待ち伏せ隙をつき、棒か何かで頭部を強打すれば、女の力でも殺せなくもない。だが、それで映画として盛り上がるのだろうか? なかなか演出が難しそうなシチュエーションである。
結局、ネタバレになるので詳しくは書かないが、コリンは何だかなあという感じでイマイチな最期だった。
騙されてストリップダンサーにされるまでの方が面白いかも。