趣味のエロゲ製作所

『キューティーハニー』（実写版）
(C)永井豪・ダイナミック企画、キュティーハニー制作委員会

『Reキューティーハニー』
(C)永井豪・ダイナミック企画、LATERNA、東映ビデオ、ガイナックス、トワーニ

　そういえば、ガイナックス版キューティーハニーはまだ見てなかったことを思い出し、さっそく借りてきました。
　実写版の『キューティーハニー』とアニメの『Reキュティーハニー』は、内容的にほぼ同一の話でした。違うところもけっこうありますが。アニメ版では、実写版で説明不足だった点が掘り下げられていました。
　今回は、ハニーの特殊能力が空中元素固定装置ではなく、ナノマシンということになっていました。どちらも偽科学なんで、どうでもいいですけど。
　それよりもハニーのキャラが変わっているのが気になりましたね。以前は気の強いお姉さんタイプのキャラだったと思うんですが、天真爛漫で無邪気な妹タイプになっていました。　全体的にギャグ寄りな感じで、コミカルなキャラになっています。
　パンサークローの設定も大きく変わっていました。原作は原作で、異次元からの侵略者みたいな感じでちょっとグダグダなので、それもそれでいいのですが。シスタージルもまるで別なキャラの感じですね。ネタバレになるので、詳しく書きませんけど。
　あと、独特な色使いも気になる。サイケデリックっていうんですかね。６０年代テイストが今かえって新鮮だとか。初代のアニメ版でも部分的にそういうデザインはあったようですけど。
　ガイナックス版ハニーは妹タイプのキャラなんで、物語を引っ張る実質的な主人公は警視庁のパンサークロー担当者、秋 夏子警部になっている感じでした。アニメ版では生身の人間のはずなんだけど、異常な身体能力で活躍します。並の怪人よりは強そうです。幹部級には通用しませんけど。実写版ではあまり活躍しませんが、射撃の名手ではあります。


↑秋 夏子警部

　夏子というと原作では、ハニーのクラスメートの女の子だったんですが、今作では見た目も全然違い、名前以外は別キャラです。
　原作はデビルマンほどではないけれど、終盤はかなりのダーク展開です。ついにハニーの正体をつかんだパンサークローはハニーの学園を襲って先生、生徒をほとんど皆殺しにしてしまうんですね。さすが永井豪。
　ガイナックスだから、もしかしたらそういうダーク展開もあるかなと思いましたが、結局、主要人物はだれも死なず、ハッピーエンドで終わりました。
　これまでの『キューティーハニー』に思い入れのある人はいろいろ違和感を感じるかもしれませんが、別なものとして見れば面白い作品だと思います。
　そういえば、全作品を通して主題歌はずっと変わりませね。アレンジはいろいろ変わっているので、聞き比べるのも面白いです。

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　ちょっとコメント欄の方で『キューティーハニー』の話題が出ましたが、『キューティーハニー』は何度もリメイクが繰り返されて、息が長いですね。

　ところで、キューティーハニーの「ある時は華麗な女子高生、ある時は白衣の天使、またある時は突撃カメラマン、しかしてその実体は？！　愛の戦士キューティーハニー！」といった決め台詞の元ネタをご存知でしょうか？

　これは、１９４０年代後半から５０年代にかけて流行した映画『名探偵多羅尾伴内』シリーズの決め台詞が元ネタだそうです。なお、多羅尾伴内も変装の一つで、本名は藤村大造だそうですが。

　元ネタは、「ある時は競馬師、ある時は私立探偵、ある時は画家、またある時は片目の運転手、ある時はインドの魔術師、またある時は老警官。しかしてその実体は……正義と真実の使徒、藤村大造だ！」という感じだったようです。

『キューティーハニー』
永井豪・東映

『新キューティーハニー』
永井豪・東映

『キューティーハニーＦ』
永井豪・東映

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　『佐野俊英が、あなたの専用原画マンになります』を買ってみました。
　結果から述べれば、かなり残念な出来でした。まず、オリジナルキャラ三人には、裸の立ち絵以外の立ち絵がありませんでした。それから、既存のゲームからの収録は、各キャラクターにつき２、３シーンでした。中には１シーンしかないキャラもありました。
　収録されているキャラは多いのですが、ゲームを作りたい人が求めているのは、むしろ逆でしょう。キャラは絞り込んでいいから、そのキャラのシーンを全部入れてくれた方がゲームが作りやすいでしょう。
　どうにかするとすれば、容姿の似たキャラの髪を塗り変えるとか、立ち絵の首をすげ替えたりするしかなさそうです。髪の色を変えるだけでもかなり面倒ですが、首をすげ替える場合には、肩の部分にかかった髪を修正するのが大変ですね。
　この『佐あ専』を活かすには、かなりのコラージュのテクニックが必要になりそうです。



（Ｃ）Ｇ．Ｊ！

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『DISCODE surface』
(C)そふとさーくるクレージュ

　DSICODEは、なかなかありそうでない女子高生が主人公で援助交際するゲームです。DSICODEはシリーズ化され何作か出ていますが、『DISCODE2～二律背反～』だけは別でふたなりのゲームになっています。その頃は、こういう形でシリーズ化されると思ってなかったのでしょう。
　さて、現在GAME999でDSICODEシリーズの一作である『DISCODE surface』が999円で発売されているようです。11月いっぱいの期間限定です。やったことのない人はこの機会に購入してみるといいかもしれません。
　和泉鏡華を主人公としたものは３作出ていて、そのうちの２作目に当たると思います。この３作、主人公は同じですが、時間的に前後関係があるわけでなくどこから遊んでもかまいません。
　２作目と３作目はシステムや背景素材などほとんど同じで、イベントもいくつか使いまわされているものがあります。
　さて、和泉鏡華シリーズ２作目に当たる『DISCODE surface』についてレビューしたいと思います。
　主人公和泉鏡華は、表向きは成績優秀でまじめな優等生、しかし裏では性欲をもてあまし、援助交際などしています。この種のゲームの主人公だと、まったく性に対して開放的で明るくノリノリな性格だったりしますが、鏡華の場合はアンニュイで虚無的な雰囲気を漂わせたキャラクターです。
　ゲームのシステムとしては、特定の時間に特定の場所に行くとイベントが起こるようになっています。エルフの『同級生』みたいなシステムですが、移動はコマンドの選択になっています。


　また、道具屋があり、アイテムが販売されています。特定のアイテムを持っていないと発生しないイベントもあるので、まずは普通のアルバイトをしてアイテムを購入しましょう。



　このゲーム、一見して自由度の高そうなゲームなのですが、そのわりにイベントが少なく、フラグ立てが非常に面倒なゲームになっています。
　全体的なボリュームは少ないんですが、１作目の『DISCODE～異常性愛～』の方がシンプルでサクサク進んでよかった気がします。こちらもDL販売で買うことができます。通常価格ですが。

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↑ボウディッカとケルト軍兵士

『ウォリアークイーン』
(C)BOX FILM (BOUDICCA) LTD / S.C.MEDIA PRO PICTURES S.A.2003

　最近、近所のレンタル店が旧作１００円のキャンペーン中なのでいろいろ借りて見ています。今回は『ウォリアークイーン』という映画を借りてみました。
　これは、古代ローマ帝国の時代、ローマ帝国に反逆したケルト人イケニ族の女王ボウディッカ（ブーディカ）の人生を描いた映画です。
　当初、イケニ族はローマ帝国に服属していました。しかし、徐々にローマ帝国の収奪が激しくなってきたのでボウディッカは二人の娘と共に抗議に出かけます（ボウディッカの夫はすでに病死）。
　しかし、ローマ軍の司令官ケリアリスは冷酷な男でボウディッカの願いを聞き入れず、ローマへの反逆として三人を捕らえます。ケリアリスはボウディッカを鞭打ち刑にし、二人の娘を兵士たちの慰み者にしました。
　ここのところ、どう描かれるか興味あったのですが、胸すら出さないありさまでしたw　どうでもいいけど、ローマ兵士が一列に整然と並んで順番を待っているところが印象的でした。


↑輪姦されるボウディッカの娘

　さて、怒り狂ったボウディッカは他のケルト人諸族と共に蜂起し、ローマ帝国に復讐を開始します。ボウディッカはケリアリス軍を打ち破り、恨みを晴らしました。
　しかし、ローマ本国から歴戦の将軍スエトニスが派遣されます。スエトニウス軍１万に対し、ケルト軍は２０万の兵力だったそうですが、ローマ軍は数は少ないながらも装備や戦術において勝っていました。

↑こちらは対するローマ軍

　ボウディッカはスエトニウスの巧みな用兵に大敗しました。映画はそこで終わり、その後ボウディッカはどうなったのかはっきりと描かれていません。
　映画のあらすじはそんなところです。映画のできはあまり予算もかかっていないようで、安っぽい感じでした。

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