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エロマンガ史

 最初のエロマンガ誌は1973年に創刊された「漫画エロトピア」と言われます。しかし、その頃の絵柄は劇画風のものでした。
 今の萌え系というかアニメ風の絵柄が出てきたのは70年代末ごろで、80年代前半が劇画風の絵柄からアニメ風の絵柄への転換期だったようです。
 アニメ風の絵柄のエロマンガは商業誌より先にアニメ同人誌があったようです。
 コミックマーケットは1975年に始まりましたが、当時は将来プロを目指すマンガ家の卵たちがオリジナルの作品を発表する場だったようです。しかし、80年代初頭にロリコンブームが起こり、エロパロが増えていった模様。
 アニメファンの間に「ロリコン」という言葉を広めたのは、宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)と言われます。この映画の中で悪役であるカリオストロ伯爵が「ロリコン」呼ばわりされる場面があります。宮崎駿自身はエロ同人誌を嫌っているようですが、彼の創造した『未来少年コナン』(1978年)のラナや『カリオストロの城』のクラリスといった魅力的なヒロインは、ロリコンブームの火付け役となったように思われます。
 この80年代前半のロリコンブームの中心的なマンガ家は吾妻ひでおでした。彼は既にメジャーなプロのマンガ家でしたが、一方で同人誌を描いていました。

aduma1.jpg

吾妻ひでお『晩夏』
『吾妻ひでお童話集』(ちくま文庫)より
初出:『スーパーフィクション8』(1981年)



 私の所有している吾妻ひでおのコミックスの中にはラナやクラリスのパロディもあったのですが、非エロのものであったため、ここでは別な作品のエロパロを引用しました。


 また、この頃同人界で活躍していた人物には、後にガイナックスを立ち上げた岡田斗司夫、赤井孝美、庵野秀明らがいました。

aduma2.jpg

吾妻ひでお『仁義なき黒い太陽』
『ミニティー夜夢』(秋田書店PLAY COMIC SERIES)より
初出:『ロリコン大全集』(1982年)

テーマ : 二次元総合 エロゲーエロ漫画エロ小説など
ジャンル : アダルト

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No title

宮崎巨匠といえば、ナウシカとか連載してたときあたりのコラムで「僕はメカと少女を書くのが好き」的な発言をしてましたね。
飛行機とか飛ぶシーンのこだわりとか、少女の描きかたは氏のこだわりなんでしょうね。
紅の豚なんて氏自身が作りたい作品を作ったなぁ・・・って気がします。(たしか本人もそれを自認していたと思います)

児ポ法なんか推奨してる人が、ジブリ見て感動してるなんでダブスタ以外の何者でもないんですけどねぇ・・・
エロからこだわりが出てきたり、嗜好の行き先が作品になるって事ぐらい理解して欲しいものです。

No title

たとえば、「となりトトロ」で親子で一緒に風呂に入るシーンとか、「紅の豚」で女の子がパンツだけになって泳ぐシーンとか、児童ポルノ法が厳格に適用されたらどうなるんだというシーンがありますね。「魔女の宅急便」もパンツ見えまくりだし。自然に堂々と見せているので、あまりエロスは感じないかもしれませんがw

まあ、宮崎監督の場合、真意はどうか分からないけど、表面上はエロパロ同人誌を描いているような輩を否定していますからね。
「バルテュス~ティアの輝き~」を見て激怒したなんて噂もありますし。

No title

まぁ普通は同人肯定はしないでしょうね。
そんな技術あるんだったら堂々となんか作れって感じなんですかねぇ。

自分の娘(キャラ)を汚されるのもやっぱり嫌なんでしょうね。
愛ゆえにってところだったりして。
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