2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アダルトアニメ史

 アニメで性を描いた最初は虫プロのアニメラマ三部作と言われます。アニメラマとは、たぶんアニメとドラマを合わせた言葉だと思います。手塚治虫は大人のためのアニメとして、アニメラマを提唱しました。
 アニメラマ・シリーズは1969年の『千夜一夜物語』、1970年の『クレオパトラ』、1973年の「哀しみのベラドンナ」の三作が制作されました。
 ただし、これは今のような萌え系の絵柄ではありませんでした。

 やはり、アダルトアニメの本格的なブレイクは1984年の『くりいむレモン』シリーズでしょう。この頃、アダルトアニメが盛んになったのは、ちょうど家庭用ビデオデッキが普及してきた時期だったからでしょう。

 『くりいむレモン』シリーズに先駆けてワンダーキッズの『ロリータアニメ』シリーズというものがありました。その第1作は1984年2月に発売された『雪の紅化粧/少女薔薇刑』というのものでした。しかし、それは劇画調の絵柄で当時のアニメファンとしても古臭く、不評だったようです。
 84年7月に発売された『ロリータアニメ』シリーズ第三作『子猫ちゃんのいる店』はようやく萌え系の絵柄となり、これはそこそこ人気が出て、後に続編も作られました。

ani2.jpg

『美少女アニメ大全集』(辰巳出版)


 そこに、ついに『くりいむレモン』シリーズが登場します。84年8月に第一作の『媚・妹・Baby』が、翌9月に第二作『エスカレーション』が発売されました。これは最初から萌え系の絵柄で大ヒットになりました。アダルトアニメの歴史は、実質的にはここから始まったわけです。今から見れば地味な絵柄かもしれませんが。

ani1.jpg

『美少女アニメ大全集』(辰巳出版)



 『くりいむレモン』シリーズは各巻25分程度で、それぞれ独立した話です。中にはいくつか続編の作られたものもあります。内容は現代モノあり、SFあり、ファンタジーありとバラエティーに富んでいます。全部で40巻近く続いたようです。

テーマ : 二次元総合 エロゲーエロ漫画エロ小説など
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

待ってましたアダルトアニメ史!
いや~友達の家に集まってくりいむレモンを試聴会開いた子供時代(笑)がなつかしいです。
子猫シリーズをアニメ雑誌の広告で見かけたときwktkしてたのも良いおもひでですw
あの頃のアニメは表情に力を注いでましたね・・・TVアニメのクオリティで尚且つ作り手が気合入ってたし・・・
あ・・・思わずトランスしてしまいました。

No title

80年代半ば頃は、
『ドリームハンター麗夢』とか同人レベルのクオリティだったりしますが、
作り手が楽しんで作っている感じがしていいですね。
『魔法のルージュ りっぷすてぃっく』とか。
プロフィール

タラッタ

Author:タラッタ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード